歯の色(漂白)について

最近若い女性の患者さんを中心に、歯の色が気になる人が増えてきていますので、今回は歯の色についてお話します。

ものの本によると驚く無かれ紀元 前3世紀の古代ギリシャでは「白い歯はエチケットのひとつ」とされていたそうです。日本人の歯に対する意識は上がってきているものの、欧米に比べればまだ まだで未だに「痛くない歯は健康だ」と思っている人が多いのが事実で、紀元前にすでに前記のようなことがあったとすれば、日本人の意識の低さは恥ずべきも のではないでしょうか?あなたは歯周病の成り立ちを知っていますか?正しい歯磨きの仕方を知っていますか?健康に対しての意識は上がってきていますが、歯 に対してはまだまだ。

当院のキャッチフレーズではないのですが、健康な体は健康な歯から。せっかく親から譲り受けた健康な28本(親知らずを入れ ると32本)の歯を大切にしていきませんか?歯科医師会では80歳まで20本歯を残そうと言う8020運動を実施しています。日々の健康管理は自分ででき ますが、気をつけていても、病気にはかかります。歯も一緒。自己流の健康管理は辞めてプロに相談してくださいね。

話は脱線しましたが、歯の色には 外因性のものと内因性のものがあります。平たく言えば歯自体に問題が無く汚れなどが付着して色がつくのが外因性、歯そのものに原因があり、歯の内部の象牙 質に色が付いてしまっているのが内因性です。外因性のものはクリーニングをすればほとんどがきれいになりますが内因性のものはクリーニングだけではきれい になりません。

外因性のもであっても、本来の歯の色は変わらないので、特に女性などで口紅の色をもう少し鮮やかなものにしたいのであれば、歯の色はより白 いほうがきれいに見えますので歯そのものの色を白くしてあげなければなりません。方法としてはブリーチング(漂白)や表面を一層削ってセラミックスを貼り 付ける(ラミネートベニア)方法、俗に言う差し歯にしてしまう方法ですが後者の2つは健康な歯を削ってしまうので、もともとそういうものが入っているので あればやり直せばきれいになりますが、治療をしていない歯であればわざわざ削ってしまうのはどうかと思います。そうなるとブリーチング(漂白)を選択する のが良く、個人差はありますが、当院では結構効果が出ています。自宅で毎日20分1~2ヶ月で効果が出ます。その間に医院で行う漂白を併用します。ただし 保険は効きませんのでそれなりにお金はかかります。

患者さんの中には、劇的に白くなって、今までつけられなかった色の口紅がつけられるようになった と喜んでいます。誰でもそうなるわけではないのできちっとしたカウンセリングを受けなくてはいけませんし、誤った方法を行うと歯にも悪影響が出ます。興味 がある人は気軽にご相談を!

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